YoutubeやUstreamなどでも結構プログラミングに関する講座的なものが公開されていて、このブログでもそれをいくつか紹介してきている。
プログラミング言語を初心者が学ぶ場合に、書籍などで学ぶ場合に分からない点にぶつかって先に進めないようなことがあり、動画であれば書籍以上に学びやすいと私は考えている。実際に人に教えてもらう方がずっといいのだが、それはWebで公開された動画に比べて簡単なことがない。
動画であれば、エディタの操作方法ひとつとってもそうだし、プログラミングのように結果が動きをともなうものであれば、実際に動かす所を見ることができるので随分違う。また書籍などでは省略されがちな所も、実際に編集などの作業をみることで省略なく理解することができる。特にGUIの現代プログラムでは文章や静止画では説明が難しいことが多い。
分かっている人にとっては分かりきったことなので説明を跳ばしがちになるようなところが実は初心者にはわからずつまずくポイントだったりする。
さて、このサイトはプログラミングに特化しているのが特徴的なのだが、Youtubeなどに比べていくつか特に優れているなと思う点がある。
私が特徴的だと思うのは以下の点だ。
・1本が2〜3分の短い動画
・講座別に視聴済みの管理ができる
・画質が複数種類用意されている
もちろん他にもあるが、特に上記の三点を強調したい。
まず、ちょっとしたトピックを取り上げようとするとどうしても30分〜45分位はかかってしまう。でもそういう講座だと視聴する場合に身構えてしまう。じゃあ今から1時間時間を確保して見ようとか。だから1時間確実に時間がとれるとかある程度まとまった時間がないと取りかかれない。
それがこのサイトでは1本2〜3分なので気軽に空き時間に見られる。見始めてすぐ他のことをする必要になっても、この短さなら途中で停止してもなんら惜しくない。
Youtubeの動画でも一時停止など可能だが、なにかのきっかけでブラウザを閉じるとその途中から見るのが億劫になるし、どこまで見たかの記憶も曖昧だ。
それが2〜3分なら心理的抵抗がない。これが優れている。
ただしまとまった内容になるとこの短い動画が数本から10数本まとめて一つの講座になっている。どの講座をどこまで見たかを管理するページあるので途中まで見て止めても何日か後でもすぐに続きを見ることができる。
タイトルや簡単な内容のまとめが各ページにあるので、分かりにくかった内容や後で参照し直したい場合にもすぐに目的の説明部分を見直すことができる。長い動画だとその部分を探すだけでも大変。つまり学習して後で実際に使うときに、もう一度曖昧な所だけみたいような使い方も簡単にできるのだ。
さらに画質が細かく240〜1080pまで細かく用意されているので使っている回線の太さで選択できる。自宅でパソコンで見る場合には高解像度だが、外出先ではモバイル端末で低解像度でという使い分けができる。
短時間という特徴と合わせると、短い休み時間に1本とか、電車の待ち時間に1本、10分ほど暇ができたので2〜3本というスキマ時間が有効に活用できるのだ。幅広い分野の講座があるので、こういう待ち時間にあまり興味がないようなものの導入分を試してみることもいい使い方だと思う。意外な発見もあるかもしれない。
私は自宅で見たい番組が始まるまで10分ほどあるけど……というときなどに見ることがある。短時間に細切れにするというのは簡単な発想なようだけど思いつかなかった。動画作成時にも1本に1つの内容をまとめるようカリキュラムを分割するのは結構大変そうだが、見る方には大変ありがたいことだ。
さて、このブログで取り上げるということはiOSプログラミングの講座もあるということ。
http://dotinstall.com/lessons/basic_ios
本当に初めての人向けのこんなことができます。こういうことから始められます程度の内容だが、ざっとiOS開発のとっかかりを見つけるには有用だと思う。私から見るとやや正確でない説明もあるのだが、あまり厳密に説明をしても時間がかかるだけでまず作ってみるという人にはこの位でもいいのかもしれない。
登録無料。しかも講座数が徐々に増えているのに加えシステムも向上している最中。今後に期待したい。
