$ git revert -n HEAD
に相当するような処理だ。今回はそれそのものは見つけられなかったのだが、前のバージョンからの変更点を1個づつ指定して元に戻す方法を書いておく。
まず、元に戻したいファイルを選択してエディタに表示する。そしてバージョンエディタを選択して右側のビューに別のバージョンを表示できるようにする。編集中のファイルであれば、最後にコミットしたバージョンを表示して編集内容を見ることができるのだが、今回はコミット後なので左右のエディタには同じものが表示されている。
ここでタイムラインを表示する。これは二つのエディタの間の下部にある時計アイコンをクリックすることでバージョン履歴を表示させる。デフォルトでは左がlocal、右がbaseをさしている。履歴上のバーをクリックすることで右側のエディタの表示をより古いバージョンのものに置き換えることができる。今回は直前のものなのでひとつ前のバーをクリックする。マウスをロールオーバーするとコミットのコメントが表示されるので目安になる。

バーをクリックするとそのバージョンが右のエディタに表示されるので、左右のエディタでなんらかの違いがあるはずだ。これは右端に赤いバーで表示されている。その場所までスクロールさせてみると変更点がはっきりとわかるだろう。
もう一度、中間の下部にある時計アイコンをクリックしてタイムラインを消す。すると相違点の番号が表示されたボタンが中間の領域に表示される。これをクリックするとDiscard Changeというメニューが表示されるのでこれをクリックすると変更が前のものに戻される。

これを変更点の数だけ繰り返すと右側のバージョンに戻すことが可能。
一括してできないけど、逆に言うと複数の修正がある場合にはひとつひとつ選択して戻すか、戻さないか判断できるということ。