学割とかおかえり割とか大幅な割引が期待できる層や、毎月4GBのヘビーユーザーにはそうだろう。だが、それが多数派なのだろうか。もしかしたら多数派なのかも知れない。だが自分がその層ではない、これまでも旧型iPhoneを使って来て、学生でもなく外出先ではそれほど大量のデータ通信は行わない。
既存ユーザーが機種変更などで携帯キャリアを継続使用して、しかも毎月のデータ使用量が少ない場合には十分価格面で割安であると思われるのでその計算をしてみた。
・現在のキャリアはSoftbank
・新キャリアはb-mobile
・iPhone4sからiPhone5への乗り換え
・本体代金は支払済
・月々割も終了
・機種はiPhone5s 16GB
で計算。
毎月の使用量は「3GB未満」または「0.1GB程度」
自分の場合、ほぼ毎月100MB前後の請求になっている。おそらくこれは少ない方かもしれない。外出時のメール送受信、簡単なWeb検索、フォトストリームの同期やCloudデータ共有のデータを参照などしか行わない。ごくたまに、動画配信をしたりネットラジオや動画の視聴をすることがあるが数ヶ月に1回程度。少ない月で0.08GBから多い月で0.17GB。平均すれば0.11〜0.12GBにしかならない。
つまり自分の場合、がんばって節約すれば100MB/月でほぼ間に合う。b-mobileでは100MB(90日間)のTurboChargeを300円(+税)で購入できるのでこれを月に1〜2回購入すればいい。もし面倒であれば500MB(90日間)で1200円(+税)のパックもあるのでこちらのほうがお得だがおそらく3ヶ月連続で150MB以上使うことはないだろう。
さて、もしかしたらそれは特殊な例かもしれない。だが月3GB使わない人は大勢いるのではないかと思う。ソフトバンクの月当たりの使用制限が7GBとされているが、ギリギリの所に制限をかけているとは思えず、大部分のユーザーはその半分3.5GB以下にあるのではないかと思います。とすると3GBというのはなかなかいい線。毎日外で頻繁にネットにアクセスして画像や動画などの大きなデータをやりとりする人であれば、3GBを超えてしまうこともあるかもしれない。だが、逆に言うとデータ通信量の少ない人であれば3GBを超えないという人は多いのではないだろうか。
ということでこの2つの例で毎月の支払額を計算して、ソフトバンクモバイルのまま機種変更した場合の支払額と比較してみようと思う。
結論としては、
・3GB/月の高速データオプションに契約した場合:13ヶ月で支払額が逆転する。2年間の総支払額は13,517円少ない。
・500MB/120日のTurboChargeを3ヶ月に1度購入する場合:7ヶ月で支払額が逆転する。2年間の総支払額は42,749円少ない。
なお、TurboChargeの場合には3ヶ月ごとに1200円支払うのではなく毎月400円支払うようにしました。また消費税額は簡便のため5%のままとした。

初期費用に携帯本体の金額を組み込み毎月の割賦代金は支払わないこととして計算した。これは途中解約すると月々割りは以後適用されないが割賦残額は支払義務が残るためである。途中で新機種への乗り換えで残債を0円にするようなキャンペーンが行われる可能性は十分あるがどうなるかわからないのでそれを考える場合にはまた結果が変わってしまうが、不明のため。
ちなみに、割賦代金を毎月支払うようにした場合、逆転するのはそれぞれ21ヶ月、16ヶ月かかる。

このように毎月の通信量が少ない場合には十分安いと言える。ある程度データ通信を行う場合にはテザリングができないなどの制限事項を考えると支払額が少ない分を考慮しても乗り換える価値があるかどうか微妙かもしれない。少ない月にはデータプランを変更するなどの対応も可能なので通信量が少なくなる月があるなどの場合には検討する価値はある。
計算に使ったNumbers '09ファイルを置いておく。
いずれのキャリアの料金プランも2013年12月29日時点のもので以下。
ソフトバンクモバイル:

日本通信:

