2014年12月14日

【書籍】『作りながら覚える iOSプログラミング iOS 7 対応版』沼田哲史




iOS7対応のプログラミング入門書。色々なサンプルアプリを開発しながら、iOS7 & Xcode5時代のプログラム方法を習得できる。

簡単な開発環境の説明と、公開するための章を除く7章で各章ごとに1本づつよくあるタイプのアプリを開発してそれぞれのタイプでどのように開発していけばいいかを説明している。各アプリは簡単とはいえそれなりに実用的でデザインやいくつかの独自追加機能を加えれば実際にリリース可能なのではないかと思える。

あまり前置きに時間をかけずにいきなりコードを書き始められる入門書。こういう型のアプリにはこういうクラスが必要で、そのクラスはそもそも何ができてどういうメソッドがあって……と長々と説明されると退屈して興味を失う人も多いだろう。

本書では、まずこういうアプリを作ります。じゃあプロジェクトを作って……といきなり作業に入れるので飽きる暇はない。実装も段階的に進めるので、沢山コードを入力して最後にようやく動かしてみたらエラーで動かない、なんて心配はない。ちょっと機能を追加して実行、また追加して実行、ちょっと変更して実行と進めるので作っている楽しさを味わえるし変化が目に見えるからコードの意味がわかりやすい。実際の開発にも役立つ習慣づけにいい。

GUI操作の多いIBも必要な部分のスクリーンショットがちゃんとあって再現しやすい。iOS8 & Xcode6だとレイアウト方法などが変わるのでちょっと初心者にはわかりにくかもしれないので改訂版が待たれる。

今回入力するコード、その後で説明する部分だけ取り出したコード断片、章末に完全なコードとそれぞれ背景色を変えて記述していあるのもわかりやすい点。

クラスやメソッドの説明は実際にアプリで使うものにしぼっているのでコンパクト。使っているフレームワークの詳細や他にどんなことができるかなどは後で調べればいいこと。まずはやりたい事、必要なことだけにしぼって実際に動くアプリを作るアプローチは、手っ取り早くアプリを作る体験をして動かす面白さから学ぶのに大事。

章タイトルだけだと従来からあるiOSアプリサンプルと変わらないように見えるが、実際にはiOS7らしい機能を使っていて、自然とiOS7らしいアプリが開発できている。

特にiOS7らしいとことろはSptiteKit,DynamicType,Speech,AutoLayoutなど。

サンプルコードは以下の出版元サイトからダウンロードできる。画像、サウンドリソースなどを使うとか、エラー発生時の比較用にして、コードは自分で入力しながら、覚えるのがよいと思う。
http://isbn.sbcr.jp/72045/

■目次:
第1章 開発環境を整える
第2章 カラーエディタを作る
第3章 時計アプリを作る
第4章 メモ帳アプリを作る
第5章 曲名の読み上げアプリを作る
第6章 動画ビューアを作る
第7章 メディアアートを作る
第8章 地図アプリを作る
第9章 App Storeでアプリを公開しよう

Kindle版もあります。

posted by 永遠製作所 at 17:34| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone/iPod touch | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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